トルコ映画「猫が教えてくれたこと」
やっと夏日が始まりましたね!
日中はかなり汗ばみますが
緑はますます深くなっています。
さて、前から書きたかったトルコのドキュメンタリー映画
「猫が教えてくれたこと」の紹介です。
(ぜひ見て下さい。アマゾンプライムで400円で
見ることができます。)
トルコのチェイダ・トルン監督の作品。
アジアとヨーロッパの境界にあるイスタンブールの街には
たくさんの自由猫たちがいます。
そのうちの7匹の猫を追った映画です。
まず驚いたのは、イスタンブールの街の人々とかれら自由猫たちとのつながりでした。
その自由猫たちは日本の野良さんたちと違って、人を警戒せず
なんと堂々としていたことでしょう!
イスタンブールは港町ですから
方々から船が入って来ます。
船では鼠よけのため猫を乗せていることが多く
そういう猫たちが街に下りて住み着くようになったようで
あらゆる種類の猫たちがいました。
そういう猫たちも鼠をとってくれたりするので
市民たちは大事にしたようです。
特に心惹かれたのはボス猫の白黒ハチワレ猫
なんとその猫はメスで、亭主も尻に敷いており
ケンカが誰よりも強い!
元々猫はオスとメスの見分けがつきにくいのも
魅力なのですが
(子猫など、時々獣医さんでも雌雄の別を間違うとか)
彼女の堂々たること!!
イスタンブールも開発でかれらの住む場所がなくなっていっているそうですが
この自由猫たちの平均寿命は10歳、日本の野良さんたちの平均寿命は4歳!です。
この理由もちゃんとあるようです。
イスタンブールでは市民と行政と獣医さんの協力で
犬や猫の保護が行われ動物診療バスというのも市内各地を数時間ずつ回っていて
市民たちが病気の野良さんたちを連れてくるそうです。
詳しくは以下を見て下さいね。
びっくりしますよ。
野良犬・野良猫を住民と当局と獣医師が三位一体で保護 イスタンブール 写真21枚 国際ニュース:AFPBB News
【5月12日 AFP】トルコのイスタンブールを訪れた観光客が、何世紀も前に建てられたモスク(イスラム礼拝所)やオスマン帝国時代の宮殿に感嘆する一方でよく驚くのが、市内…
ああ、魅惑の街イスタンブール!
行ってみたいなぁ。
今日の写真は
美術館の帰り道に見た
夕暮れの薔薇です。