香港からのお客様

我が家の愛猫の病気はなかなか難しく

張り詰めた日々がずっと続いています。

しっかりしなくてはと毎日自分に言い聞かせています。

 

中国の旧正月(春節)も近づいてきますね。

奈良でも中国からの観光客が増えるでしょうか。

12月(美術館をクリスマス仕立てにしても

お客様が少なくてほとんど見てもらえません。)や1月は

寒いせいか美術館のシーズンオフで

お客様があまり来られないのですが

今年は暖冬のせいか

1月も昨年ほど少なくはないです。

 

1昨日は、香港からの若いカップルが見えました。

「今、香港は大変ですね」と声をかけると

「人生は苦難の連続」という答えが返ってきて

びっくりしました。

この間の新聞の書評で

町田康の「しらふで生きる 大酒飲みの決断」という本が

紹介されていました。

町田康はミュージシャンなので

その文体のビート感は生半可なものではなく

読むとすごく爽快です。

たくさんの猫や犬を保護してきた方なので

猫や犬のことを書いた本を愛読してきました。

今回のこの本はまだ読んでませんが

書評によると

「酒を飲むのは人生の苦難から逃れるため。

しかし、人生とは本来、苦難の連続なのではないだろうか?

むしろ、楽しいことがそこに時折、ふりかかってくるだけ。」と

いうようなことが書かれているそうです。

香港の若者の言葉を聞いて

町田康のこの本のことをふっと思い出しました。