ウメノキゴケの染織

11月も半ばになりましたが

冷え込みますね。

明日は寒気団が来て、寒さが厳しくなるとか・・・・・

少し前まで暑い暑いと思っていたのが

うそのようで、まだ身体がなじみません。

天気のいい日が続いているので

日中は外に出ると日差しは明るくけっこう暖かく感じるのですが

部屋の中はストーブがないと足元が寒いです。

夕方になるとすぐ暗くなりますね。

立冬は過ぎたし、これから一日が一番短い季節になります。

もうすぐ鮮やかな紅葉も見られるでしょう。

 

下の写真は少し前にツィッターの方に投稿したもので

美術館で販売しているショールです。

奈良公園で嵐の後に落ちている枝から集めた

ウメノキゴケを発酵させてシルクを染めて織りました。

この染色は、ツィッターの方に書いたように

とても手間がかかるので

また、奈良公園でコケを集めて染めるというのは

もう無理だな。

でも、みなさん、こんな地味なコケから

鮮やかなピンクに染まるのに驚いておられました。

本当に植物の命は不思議です。

桜も蕾の前の枝を煮込んで染めると

ピンクに染まるのだと聞いたことがあります。

草木染めは手間がかかりますが

その時その時の植物の状態などで

色が微妙に違うので

どんな色が出るのかと、染め上がる時はなんだかワクワクします。