色々な国からの客人
夕方に雨が降ることは多いものの
けっこう晴れた日が続き
梅雨はどこにいったのかと思っていたら
ニュースで西日本が今日から遅い梅雨入りに入ったと・・・
えーっ、梅雨はまだだったんだとびっくりしました。
奈良は今日は曇り空です。
ところで
報告が遅くなったのですが
前に初めて美術館にアラブ圏からのお客様がありました。
どこからとお伺いしたら
「ドゥーハ」と言われたので「サウジアラビア?」と聞くと
うなずかれたので、サウジアラビアとばかり思っていて
家に帰って調べたらアラブ首長国連邦でした。
自分がどんなにアラブの国々について無知であるか
自覚されますね。
サウジアラビアが一番広いですが
その周りに、イエメンやオマーンがあります。
イエメンと言えば
港町アデンを思い出しました!
若い頃にポール・ニザンの「アデン・アラビア」を読みました。
有名は「僕は20歳だった。それが一番美しい時だとは誰にも言わせない。」というような文から
始まっています。
この小説自体はもうおぼろげにしか覚えていないのですが
この始まりの章句だけは、ずっと記憶に残っています。
あの頃は今のようにパソコンやスマホとかはなくて
読書が唯一の楽しみのような時代でした。
ですから、アデンと聞くと
なんだか胸が疼くような気がします。
場所柄、美術館には色々な国からのお客様が訪れて下さり
どこの国にも猫が好きな方はおられるんだとうれしくなりますね。
みなさんからそれぞれの国の猫のお話を聞くのが楽しみです。
ここを見ると港町アデンの写真が見られます。